最近気になっていること
久しぶりの更新。なんとなく思ったことを軽めに書きゃいいなと思って書き始める。
新刊の本で気になるものについて。
飯田隆の『言語哲学大全』が増補改訂されて出るらしい。結局1巻2巻の途中までしか読んでないのでこの機会に読み直したい。(4巻の旧版も買ってしまった。)
山本義隆の新刊『ボーアとアインシュタインに量子を読む』というのが出たらしい。みすず書房のHPで「はじめに」が全文公開されていたのでその感想を書く。
この本は、量子力学の基本的な考え方やものの見方について物理的に述べた本であるらしい。物理の専門書は数学的な説明が専らで、量子力学の基本的な考え方についてはあまり述べていない傾向がある。基本的な考え方について書いてあっても説得的ではない。そこで、量子力学の基本的な問題についてBohrやEinstein等の物理学者が考えたことを参考にするのは現在でも意味のあることであり、そのことについて書いてある本であるというのがだいたいの要旨である。
まず気になったのは、本当にBohrやEinstein等の物理学者が考えたことを参考にするのは現在でも意味のあることなのか。量子力学の理論自体はきちんと整備されており、情報理論的に考えられているというのが現在の自分なりの理解である。そういった考察がされるようになったのは割合最近のことであって、100年前の議論で参考にすべきところがどれほどあるのかいまいち分からない。トンデモ本でないといいけど。
勉強したいこと。
シンプレクティック幾何を勉強したい。目標はNadler-ZaslowとかTamarkin, Guillermouの論文を読むこと。ポスドクの人に聞いた感じ、Morse理論をやるといいらしいけど。Viterboの"An Introduction to Symplectic Topology through Sheaf theory"が気になる。超局所の勉強も進めないと院に行ってから苦労しそう。後期は
- 卒研
- 単位
- 院試レポート
- バイト
をこなさないといけない。余暇でやる勉強は絞り込んで
- Kashiwara-Schapira
- Morse理論の基礎
- 小木曽
あたりになるのか。微分幾何もそれなりに進めないとアレなので、Morse理論の基礎読んでる時に適宜進める感じになりそう。案外ヒマ無さげ。
こんなところで。意外と考えまとめるのに良いな、ブログ。またちょいちょい更新しよう。